手芸屋さんが好き!

手芸コーナーで働いていたハンドメイド作家がお薦めのネット手芸店をご紹介します

和柄の布が欲しいの! 古布のレトロな柄を復刻したポリエステル縮緬

 

 手芸屋さんで和布や縮緬布を探すとポリエステルの小さなハギレセットしか見つからない。

小さな柄、ありがちな模様 (/ω\)ひなびた感じ 

ちがうちがう。私はお洋服を縫ったりするので、もっと大きな柄、レトロな着物柄が欲しいのです。なんなら和裁用にも欲しいのです。

そしてお正月用のランチョンマットも作りたい。芯地を貼って、四角く切って端を縫うだけだとしても、ランチョンマットが和柄だと豪華で華やかなんです。

 

そんなわけで色々探しましたが、古布の柄を復刻したポリエステル生地が一番扱いやすく、年配の方にも「ちりめんのシボが本物みたい」と評判が良かったです。

今日は和柄・和布を扱うお店の「ポリエステル縮緬をご紹介します。
お正月、和装のときだけでなく、もっと自由に和布を楽しめる素敵な布を探しましたので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 

和柄の布が欲しいの! レトロな縮緬素材を探そう!

目次

布がたり・ちりめん和柄生地と手芸

和布・和風生地・手芸用品の専門店です。
古布の和柄を再現した、大正浪漫の香るレトロな柄の布地を扱っていて、お洋服やバッグなどの小物づくりはもちろんのこと、インテリアにもとりいれたい素敵な布が揃っています。

和柄縮緬生地を布地として10cm単位で切り売りしてくれるお店は実店舗・ネットともに大変少ないので、「和」の雰囲気が好きな方・和スタイルのインテリアを楽しんでいる方にお薦めです。

 

和柄の布を存分に楽しもう! 気軽に手芸が楽しめるポリエステル縮緬

 最近手芸用生地で、素敵な柄の新作を出し続けている「コッカ」。
私のイメージでは洋風な柄ばかりだと思っていましたが、和柄も素晴らしいです。

可愛らしい七宝柄は日本古来の伝統柄。色は各色揃っています。

 

可愛いですね。同じ柄が繰り返し並んでいるので、スケジュール帳のカバーやブックカバーにも良さそうですよ。

洗えるポリエステル縮緬は柄だけでなく手触りも本物みたい!

 菊と梅の模様が鮮やかなポリエステル縮緬は、「布がたり」オリジナルの古布の復刻柄です。
やわらかなエメラルドグリーンにオレンジ色が効果的に組み合わされて、とてもレトロな色あいですね。
和布は発色の良い科学染料が使われるようになった大正時代から華やかな補色の組み合わせが多くみられ、大正浪漫と呼ばれるレトロな色彩は今でもアロハシャツの材料として人気があります。

着流し風にアロハを羽織るのもカッコイイの (*´▽`*)

洋裁・和裁(練習用)にお使いの際に、扱いやすさと仕立てやすさ、コスパ・洗える気安さを考えるならポリエステル縮緬の復刻生地がお薦めです。 

 

触ったことのある方はお分かりだと思いますが、一般的に販売されているポリエステルの和柄縮緬はちょっと厚手で硬い。特に手触りが最悪です。
しかし今回ご紹介しているポリエステルの和柄縮緬はやわらかいのが特徴。手触りが本物のように柔らかく、風合いまで再現しているのが嬉しいの

(*´▽`*)たぶん着物仕立てたら、アンティーク着物と見分けつかないと思うー。

和柄縮緬生地は日本人にとっては着物をイメージさせます。そのため和柄縮緬生地で洋裁をする際にはとても重い印象になりがちなので、全体のバランスに気をつけます。

大きな柄は柄の配分に注意が必要です。特にワンピースやスカートに使う際にはオシリ部分に菊の花が「ボン」と出て、お尻を強調しないようにしましょう。

(/ω\)出来上がって着用したらオシリに菊の花が咲いていたときの驚き。着るたびに笑われました。

 

優しいレーヨン素材の和柄 ・男の子柄も充実

 お子様に着物や和柄のワンピースを作るならレーヨン素材がやわらかくて動きやすいです。 可愛らしい模様から古布柄の復刻版まで様々に揃っています。 

 

男の用にもとても良い色合いの「鹿の子絞り」があったりしますので、ぜひ探してみてください。七五三の衣装を手作りしたり、そこまで本格的ではなくてもお宮参り用に手作りするのも素敵です。

古布調一越ちりめん・かのこしぼり柄(黒紺)【RCP】

「鹿の子絞り」はポリエステルではなかなか良い質感が見つからないのですが、かなり高品質です。和柄の定番柄はモダンにカッコ良く使ってほしいと思います。

定番柄もカッコイイのですが龍の柄のほうがわかり易く一般的な柄と言えます。この辺はお好みで選ぶのも楽しいですね。

  

古布の柄は大変素敵なので目移りしてしまいますが、何かと重宝する無地の縮緬生地もお薦めです。

古い柄だけをあわせて布小物を作るとなんとなく古臭く暗い作品になってしまうことがあります。無地のキレイな縮緬生地を合わせると、不思議と華やかさが増すのでお試しくださいね。

無地一越ちりめん(桃色)つまみ細工・手芸向き【RCP】


「かんざし」作りなどのツマミ細工にもほどけづらくて使いやすい。
詳細ページをご覧いただければ画像が見られますが、和柄を使った素敵なテディーベアやぬいぐるみ作りにも、活用できます。 

パッチワークでクッションを作ったりする際にも良いですね~。
柄物だけを組み合わせて作るより、無地柄を少し合わせたほうが色合わせがしやすく、見栄えよく仕上がりますよ。

(*´▽`*)同系色で組み合わせたり補色(反対色)を使ったり、和布の色合わせは自由なところが私は好きです~

 

 定番 縮緬はぎれセット

 縮緬定番品としては小さな縮緬セットもあります。 
こちらは小さな小物づくりにいいと思いますが、水洗いできませんので身の回りの物を作るのにはむきません。こういった縮緬は洗うと色落ちして光沢もなくなりますので、糊で作るツマミ細工など、使用用途に合わせて選びます。

 

縮緬のリボン

珍しい商品としては縮緬のリボンがあります。
プレゼントを包むリボンにしてみたり、作品のワンポイントにラインとして縫い付けたり、使用用途はアイデア次第ですね。

 

和の伝統柄でランチョンマットを作る

 

黒字に金の亀甲文様でお正月に朱塗りのお椀を置いて使ったらきっと素敵 (*´▽`*)
縮緬は伸びて縫いづらく、使う際にも落ち着かないので、薄手の接着芯を貼ると扱いやすいと思います。
※接着芯も同じショップで販売しているので縮緬生地を購入の際に一緒に選べて便利です。

白地に金唐草も大変美しいです。これに溜め漆のお重を載せて『祝い膳』に。

 

  

和柄・ポリエステル縮緬を使う際のポイントまとめ

和柄は洋裁に使うとどういう訳か『着物をリメイクした服を着るオバサン』みたいになるので、カッコいいイメージをしっかり作り上げてから作り込んでほしいと思います。

■通常、和布は幅の定尺が決まっていますが、ポリエステルの縮緬生地は身幅(着物で言うところの裄「ゆき」)の広い方専用の着物を作る際に大変重宝します。外人さんの着物もピッタリに作ることができますよ。←本当に便利です

■昔のポリエステル縮緬と違い、良い柄が揃っていて、やわらかく薄手で手触りもいいのが特徴です。アロハなどを作っても軽やかに仕上がるので洋裁にもお薦めです。

■とにかく発色がいいです。
昔のポリエステル縮緬なんてさ、赤と黒と紫しかなかったもん。
(/ω\)しかもダッサイ柄ばっかりやん。
色柄は古布の復刻柄ですが今風にレトロにアレンジしてあるのも、使いやすいのでお薦めポイントです。

 

以上、絹の手触りに近づいた美しいポリエステル縮緬で、ぜひ手芸をお楽しみくださいませ~